重要単語
コンバージョン(CV)
プロモーションにおいて達成したいゴールのこと。
入会を促すキャンペーンであれば「入会完了」、商品購入を促すキャンペーンであれば「購入完了」など。
CV計測の目的
- 広告の効果を正確に評価する
- 広告媒体の自動最適化を促す
CV計測の仕組み・設定
成果が生じたタイミング(ex. 申込完了 等)で計測タグを動作させることで、成果情報を反映させる。
- CV計測の方法
- 広告媒体(ex. Google Ads, Yahoo!広告, Facebook広告 等)による計測
- 広告との関連性を詳細に分析できる
- 成果データを蓄積させることで、広告の最適化に活用できる
- 広告のクリック情報と紐づけられることで、広告の成果として評価できる
- アクセス解析ツール(ex. Google Analytics 等)による計測
マイクロコンバージョン(MCV)
本来の成果(ex. 申込完了など)以外に、申込までの導線上に存在するボタンクリック等、比較的浅い段階でのアクションを仮の成果として取得する手法のこと。
あくまでこのような手法や考え方を指す単語であり、実際の設定上は通常のCVと同様にタグを設置する。
MCVの目的
-
自動最適化に活用できる成果データ量の確保
本来の成果発生頻度では、機械学習を効果的に動作させるために十分なデータ量が確保できない場合、MCVのデータを補助的に加えてあげることで、最適化を促進する効果がある。
ただし、当然浅いアクションに向けた最適化の比重が大きくなれば、最終的な成果に貢献する配信になるとは限らないため、注意が必要。
-
成果地点でのデータ取得が不可の場合
通常、最終的な成果となる地点でタグを動作させることで、成果情報をフィードバックすることになるが、外部の入会システムを利用している場合や、自社サイトであっても何らかの都合でページの編集権限がないケースなど、物理的に成果地点へのタグ設置ができない場合がある。そのような場合には導線上で最も成果に近く、タグ設置が可能な階層でCVを取ることで対応する。この場合はMCVをCVの参考値として扱うことになる。あくまでやむを得ない場合の措置のため、推奨される設計ではない。
-
途中離脱の把握
申込みフォームなど、最終的な成果までに何階層ものステップを踏む必要がある場合、途中で離脱してしまうユーザーが発生する事が多々ある。そのようなケースにおいては「どの段階で離脱しているか」を把握することが今後の改善提案に繋がるため、各ステップにMCVを設定し、ステップ毎の離脱率を可視化する方法がある。
CPA
一人のユーザーがCVするのにかかった費用のこと。コンバージョン単価。
事前定義
目標CPAは提案段階で事前に定義しておくのが原則
一人のユーザーがCVすることで得られる利益(≒ LTV)から逆算するのが一般的
限界CPA
一人のCVにかけても良い費用の上限
LTV ≒ 限界CPAという認識でも大体OK
これを超えると、せっかくCVが取れても広告費 > 利益となってしまうため、目標CPAは限界CPAを超えないように設定する
Googleアナリティクス(GA)
Googleのアクセス解析ツールの一般的な呼称。2023年6月30日まではUA(UniversalAnalytics)とGA4の2つのバージョンが混在していたが、現在はUAが廃止となりGA4に一本化。未だにWeb上の情報などはUAのものが多く存在するが、全く別物なので注意。歴史に触れたい人以外はUAについては触れず、GA4のみを学習すれば問題ない。
主な使い方
重要指標
-
セッション
Webサイトに入ってきた数のこと。
訪問 ⇒ 色々なページ閲覧 ⇒ 外部ドメインへ離脱の一連の流れが1セッション
放置して30分経つと、サイト滞在中でもセッションが切れると説明されがちだが、GAにおいてセッションが切れる時間は設定で変更できる。サイト構造と実際のユーザー行動に合わせて変更すると良い。
-
エンゲージメントのあったセッション
10秒以上いた、CVが発生した、2ページ以上見た、のいずれかが満たされたセッション
要するに、しっかりとサイトを見てくれた(と思われる)セッションの総数
設定
管理 ⇒ データストリーム ⇒ ストリーム名から
こちらで設置作業をしない場合、以下のいずれかを営業に伝達する。


Cookie
ドメイン単位で、ブラウザに情報を保存しておく機構のこと。また、保存された情報のこと。
基本的には、
の3点がセットになって入る。
(ex. 発行ドメイン:test.com 名称:userId 中身:0123456)
Cookie情報の読み書きができるのは、通信相手のドメイン = 発行ドメインの場合のみ。
違うドメインが発行した情報を見たり、書き換えたりすることは出来ない。
Web広告はあらゆる場面で活用しているため、避けて通るのは難しい。
ITP
CookieがWeb広告のターゲティングや計測に使われすぎて、プライバシー的な懸念が広がったことで生まれた妨害機構のこと。主にAppleが絡む場面(iPhone・Macでのブラウジング)で発動する。主な挙動としては、
- 3rd Party Cookieの即時削除
- ブラウザでアクセスしている相手以外のドメインが(読み込みの最中に裏側のプログラムで)Cookieを発行するのを認めない。
- 弊害の例:リターゲティングは機能しなくなる。
- 1st Party Cookie(一部)の保持期間短縮
- アクセスしている相手ドメインからの発行であっても(裏側のプログラムでCookieを生成してしまうと)保持期間が7日に短縮される
- 弊害の例:Google Analyticsのユーザー指標が長期間での分析に活用できなくなる
- 広告利用判定されている場合は更に短縮
- 広告や計測等、トラッキング常習犯判定されているドメインから情報を受け取ると、アクセスしている相手ドメインからの発行でも保持期間が1日に短縮される
- 弊害の例:遷移から1日を超えて発じたCVは広告と紐づかなくなる
ITPの回避策
- コンバージョンAPI(難しい)
- サーバサイドタギング(とても難しい)
その他用語
Webサイト/Webページ
WebサイトはWebページの集合体。
(ex. Yahooニュース ⇒ サイト 個々の記事 ⇒ ページ)
タグ
広義にはWebページを構成する各要素の設計を指示する呪文(HTMLタグ)
見えている文字や画像も全てタグで制御されている。
Web広告において「タグ」と言った場合は、ページ内でプログラムを動かすタグを限定して指す場合が多い。
Javascript
プログラム言語の一つ。ブラウザがあれば動けるため、Webページ内で様々な動作をすることを専門としている。Web広告は基本的にこれを使っており、避けて通るのは難しい。
いわゆる広告タグや計測タグを埋めると、Javascriptで書かれたプログラムが動く。
Google Tag Manager
色々なタグを一つ一つ埋めると、設定も管理も大変なので、まとめて管理しようというコンセプトのツール。専用のタグを一つ埋めるだけで、色々な媒体タグや計測タグをこのツール上でまとめて管理できるようになる。その他にも細かいメリット色々。略してGTM。
LTV
ある顧客が落としてくれるお金の総計(顧客生涯価値)
基本は「購入単価 x 購入回数」
サブスクモデルの場合は「平均顧客単価/解約率」
utmパラメータ
Google Analytics上で見られる「参照元/メディア」等の情報を意図的に付与する事ができるもの。
URLの後ろにつけて使う。
例えば「test.com?utm_source=google&utm_medium=display」としてアクセスすると、参照元/メディアは「google/display」として集計される。広告の遷移先で細かな分類分けをしたい場合によく使う。
重要単語
コンバージョン(CV)
プロモーションにおいて達成したいゴールのこと。
入会を促すキャンペーンであれば「入会完了」、商品購入を促すキャンペーンであれば「購入完了」など。
CV計測の目的
CV計測の仕組み・設定
成果が生じたタイミング(ex. 申込完了 等)で計測タグを動作させることで、成果情報を反映させる。
マイクロコンバージョン(MCV)
本来の成果(ex. 申込完了など)以外に、申込までの導線上に存在するボタンクリック等、比較的浅い段階でのアクションを仮の成果として取得する手法のこと。
あくまでこのような手法や考え方を指す単語であり、実際の設定上は通常のCVと同様にタグを設置する。
MCVの目的
自動最適化に活用できる成果データ量の確保
本来の成果発生頻度では、機械学習を効果的に動作させるために十分なデータ量が確保できない場合、MCVのデータを補助的に加えてあげることで、最適化を促進する効果がある。
ただし、当然浅いアクションに向けた最適化の比重が大きくなれば、最終的な成果に貢献する配信になるとは限らないため、注意が必要。
成果地点でのデータ取得が不可の場合
通常、最終的な成果となる地点でタグを動作させることで、成果情報をフィードバックすることになるが、外部の入会システムを利用している場合や、自社サイトであっても何らかの都合でページの編集権限がないケースなど、物理的に成果地点へのタグ設置ができない場合がある。そのような場合には導線上で最も成果に近く、タグ設置が可能な階層でCVを取ることで対応する。この場合はMCVをCVの参考値として扱うことになる。あくまでやむを得ない場合の措置のため、推奨される設計ではない。
途中離脱の把握
申込みフォームなど、最終的な成果までに何階層ものステップを踏む必要がある場合、途中で離脱してしまうユーザーが発生する事が多々ある。そのようなケースにおいては「どの段階で離脱しているか」を把握することが今後の改善提案に繋がるため、各ステップにMCVを設定し、ステップ毎の離脱率を可視化する方法がある。
CPA
一人のユーザーがCVするのにかかった費用のこと。コンバージョン単価。
事前定義
目標CPAは提案段階で事前に定義しておくのが原則
一人のユーザーがCVすることで得られる利益(≒ LTV)から逆算するのが一般的
限界CPA
一人のCVにかけても良い費用の上限
LTV ≒ 限界CPAという認識でも大体OK
これを超えると、せっかくCVが取れても広告費 > 利益となってしまうため、目標CPAは限界CPAを超えないように設定する
Googleアナリティクス(GA)
Googleのアクセス解析ツールの一般的な呼称。2023年6月30日まではUA(UniversalAnalytics)とGA4の2つのバージョンが混在していたが、現在はUAが廃止となりGA4に一本化。未だにWeb上の情報などはUAのものが多く存在するが、全く別物なので注意。歴史に触れたい人以外はUAについては触れず、GA4のみを学習すれば問題ない。
主な使い方
トラフィック獲得
Webサイト訪問者の「訪問経路」が分かる(自然検索?広告?ソーシャル?…)
より具体的な「参照元/メディア」の形で見ることが多い
ここに出てくる分類は自動で付くものもあるが、utmパラメータを使うとカスタマイズできる。
ページとスクリーン
サイト内のどのページが見られているかが分かる
重要指標
セッション
Webサイトに入ってきた数のこと。
訪問 ⇒ 色々なページ閲覧 ⇒ 外部ドメインへ離脱の一連の流れが1セッション
放置して30分経つと、サイト滞在中でもセッションが切れると説明されがちだが、GAにおいてセッションが切れる時間は設定で変更できる。サイト構造と実際のユーザー行動に合わせて変更すると良い。
エンゲージメントのあったセッション
10秒以上いた、CVが発生した、2ページ以上見た、のいずれかが満たされたセッション
要するに、しっかりとサイトを見てくれた(と思われる)セッションの総数
設定
管理 ⇒ データストリーム ⇒ ストリーム名から
こちらで設置作業をしない場合、以下のいずれかを営業に伝達する。
Cookie
ドメイン単位で、ブラウザに情報を保存しておく機構のこと。また、保存された情報のこと。
基本的には、
の3点がセットになって入る。
(ex. 発行ドメイン:test.com 名称:userId 中身:0123456)
Cookie情報の読み書きができるのは、通信相手のドメイン = 発行ドメインの場合のみ。
違うドメインが発行した情報を見たり、書き換えたりすることは出来ない。
Web広告はあらゆる場面で活用しているため、避けて通るのは難しい。
ITP
CookieがWeb広告のターゲティングや計測に使われすぎて、プライバシー的な懸念が広がったことで生まれた妨害機構のこと。主にAppleが絡む場面(iPhone・Macでのブラウジング)で発動する。主な挙動としては、
ITPの回避策
その他用語
Webサイト/Webページ
WebサイトはWebページの集合体。
(ex. Yahooニュース ⇒ サイト 個々の記事 ⇒ ページ)
タグ
広義にはWebページを構成する各要素の設計を指示する呪文(HTMLタグ)
見えている文字や画像も全てタグで制御されている。
Web広告において「タグ」と言った場合は、ページ内でプログラムを動かすタグを限定して指す場合が多い。
Javascript
プログラム言語の一つ。ブラウザがあれば動けるため、Webページ内で様々な動作をすることを専門としている。Web広告は基本的にこれを使っており、避けて通るのは難しい。
いわゆる広告タグや計測タグを埋めると、Javascriptで書かれたプログラムが動く。
Google Tag Manager
色々なタグを一つ一つ埋めると、設定も管理も大変なので、まとめて管理しようというコンセプトのツール。専用のタグを一つ埋めるだけで、色々な媒体タグや計測タグをこのツール上でまとめて管理できるようになる。その他にも細かいメリット色々。略してGTM。
LTV
ある顧客が落としてくれるお金の総計(顧客生涯価値)
基本は「購入単価 x 購入回数」
サブスクモデルの場合は「平均顧客単価/解約率」
utmパラメータ
Google Analytics上で見られる「参照元/メディア」等の情報を意図的に付与する事ができるもの。
URLの後ろにつけて使う。
例えば「test.com?utm_source=google&utm_medium=display」としてアクセスすると、参照元/メディアは「google/display」として集計される。広告の遷移先で細かな分類分けをしたい場合によく使う。